お知らせ

「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会 第二回会合」にて登壇

「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会 第二回会合」<2023年12月15日(金)>にて
弊社、社長室 室長 山本 が登壇しました。

国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会とは

国内肥料資源の利用の拡大を図るため、原料供給事業者(畜産事業者、下水事業者等)、肥料製造事業者、耕種農家(JA等)の関係者が一堂に会し、取組方針等を共有し機運を醸成するほか、関係者が連携した取組を推進するため、全国推進協議会を設立します。

参照:国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会について

牛ふん堆肥の粒状化への挑戦|堆肥のパイオニアとして「持続可能な農業に向けて」

カンファレンスにおいて弊社は、

① 富士見工業株式会社とは
② みどりの食料システム戦略への対応
③ なぜ牛糞堆肥なのか
④ 牛ふん堆肥の粒状化における課題解決

以上のアジェンダで発表いたしました。

特に都道府県をまたぎ「広域流通」に強みを持ち、静岡県畜産技術研究所との共同プロジェクトにより「牛ふん堆肥の粒状化」を成功させた弊社は、農林水産省が策定した政策である「みどりの食料システム戦略」に貢献できると確信しております。

「みどりの食料システム戦略」は、日本の農林水産省が策定した政策方針であり、食料の生産・加工・流通・消費の全体を一つのシステムとして捉え、持続可能な食料生産を可能にすることを目指しています。この戦略は、食料・農林水産業の生産力の向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを核心としています。具体的には、新たな技術の導入や効率的な生産手法の実践、環境に優しい農業の推進など、食料生産の持続性を高める取り組みを支援・推進することが含まれます。これにより、安全で高品質な食料を持続的に供給し、同時に農林水産業の発展と環境の保全を図ることが目標とされています。

参照:農林水産省「みどりの食料システム戦略トップページ

なぜ牛ふん堆肥なのか

牛ふん堆肥はバーク堆肥と鶏ふん・豚ふん堆肥に期待される効果の中間に位置し「土づくり」と「肥料効果」が期待されます。

また、牛ふんは畜ふん発生量の約60%を占めており、より「みどりの食料システム戦略」の推進に対応し、貢献が可能です。

みどりの食料システム戦略への対応

牛ふん堆肥の流通や利用面での課題は以下のようなものが挙げられます。

・水分が多く重くかさばり、散布の際も専用の機械が必要となり取り扱いが難しい
・重量が重く運搬コストがかかるため、広域流通が難しい
・水分と繊維分が多く、粒状化が難しい
・臭いがきつく、利用範囲が限られる

ただし、これらの課題は前述したとおり「広域流通」に強みを持ち「牛ふん堆肥の粒状化」を成功させた弊社であれば解決可能です。

牛ふん堆肥の粒状化による課題解決

牛ふん堆肥の粒状化による課題解決と期待される効果には以下のようなものが挙げられます。

① 機械まき、ドローン散布が可能となり作業負担が軽減する
② 化学肥料と一緒に散布することが可能になる
③ 肥料成分の流亡が抑えられ、緩効性が高い
④ 水分を低くすることで成分濃度(NPK)が高まる
⑤ 硬度が高く粉砕率が低い
⑥ 品質にムラが少なく安定化する
⑦ 重量・体積が減少することで保管性・輸送性が向上し、広域流通が可能になる
⑧ 乾燥により表面積が小さくなり臭気が減少し、臭いを気にせず施用できる
⑨ 土壌中に堆肥量が残るので、土壌の物理性改善効果が高まる

今後の展開

・施肥のスマート化を目指し、来年の春(2024年)に試験生産を実施予定

・品質をさらに向上させBB肥料原料に適用する

・鶏ふん、豚ぷん、下水汚泥コンポストまで粒状化範囲を広げる

・粒状化牛ふん堆肥の生産拠点を全国に広げ、安定供給体制を敷き、
 各地域に根差したネットワークを構築する。

この粒状化技術により畜産堆肥の利用が牛ふん堆肥を中心に拡大され、
日本農業の持続可能な未来
に貢献していきます。

※牛ふん堆肥の粒状化についてはこちらをご覧ください。
富士見工業株式会社が静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。

■会社概要

【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 – 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】https://fujimi-group.co.jp/

■ 本件に関するお問い合わせ

担当:社長室 山本
電話:054-282-2351
メール:y.yamamoto@fujimi-group.co.jp

「地力をデザインする」富士見工業株式会社


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